◆生命に対する敬意

私事で忙しく、すっかりブログをご無沙汰しておりました。

先日父が亡くなりました。

転院をした日に書いた記事が残っていたので、簡単に加筆して載せておきます。


このところ、父の病状悪化でバタバタしていました。


で、ようやく希望する緩和ケア病棟にお引越しすることが出来ました。

X線や血液検査の結果が出て、新しい主治医の先生からの説明も受け・・・。


血小板の数値が明らかに下がっており、体のどこか(おそらくどこかの臓器内)で大幅に血小板の消費をしてしまっていると考えられる。が、単純に血小板の数値を正常に戻すために輸血をほどこしてしまった場合、異常な血液凝固を促進して脳梗塞や心筋梗塞の原因となってしまいかねない。


2大デトックス臓器のひとつ肝機能が落ちてうまくデトックス出来なくなってきたため、もうひとつのデトックス機能を担う腎臓の負担が増している状態。

毒素排出がうまくいっていないことの影響は、血液を通して次第に脳に及び、脳機能が落ちてくる。複雑な情報処理をすることが出来なくなってきて、ぼんやりしてくる。でも、全身がどんどん調子悪くなってくることをはっきりと認識出来てしまうことは苦痛を助長してしまうことでもあると考えることも出来る。


要するに出来る処置は苦痛を緩和すること。のみ。


話を伺って、本当に体とは、よく出来た小宇宙だと思い感動した。

手術や化学療法によって病原体を切り取る、あるいは殺すことを意味する「治療」

与えられた生命を自分らしく全う出来るようサポートする「緩和ケア」

「治療」が不可能になったから「緩和ケア」というのではなくて。

医療の現場に、

死を通して生を見るという態度。

いのちに対する敬意。

がもっとあればいいのにな、と思う。